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ワイナリー紹介・おすすめ情報

2019/10/10 12:45


3-1.ワインの種類・分類について


「ワイン」とはブドウを原材料に醸造されたアルコール飲料を指します。


そのワインは次の4つに分類されます。



スティルワインは白ワイン、赤ワイン、ロゼワインなど一般的に「普通に売られて」「普通に飲まれて」いるワインを指します。最近では「オレンジワイン」なる新たなカテゴリーのワインも現れ注目されます。スティルワインは醸造時に香料や醸造アルコールなど添加しないため、そのブドウの特色をそのまま表現したワインといえます。
添加できるものは酸化防止剤と補糖(シャプタリザシオン)と呼ばれる糖分添加だけです。補糖はフランスなど認められている国と禁止されている国があります。補糖といってもその糖分の種類、添加量は法律により厳格に決められています。補糖の目的は気候変動などによりその年のブドウの作柄により糖分が少ない場合の安定したアルコール発酵を促すことで、甘口ワインを造るためではありません。
スティルワインは産地の気候、土壌、ブドウの栽培方法、醸造過程、熟成の有無、熟成方法など様々な方法で造られ、様々な味わいのワインが生産されます。1本500円以下のワインから1本100万円を超えるワインなど品質、価格の幅はワインのみがもつスケールの大きさを表しています。



スパークリングワインは最初にスティルワインを造り、出来上がったワインに酵母、糖分を添加して密閉し2次発酵させ、その際発生したガス(泡)と閉じ込めて造るワインです。
代表的な商品がシャンパーニュで、イタリアのフランチャコルタやスペインのカヴァなども知られています。瓶内2次発酵方式(シャンパーニュ方式、メトード・クラシコ方式)と大型ステンレスタンクで造るシャルマー方式があります。手間のかかる瓶内2次発酵方式から高品質、高単価なワインが造られます。スパークリングワインは圧倒的に白が多く、次にロゼで赤は僅かしか生産されていません。
シャンパーニュ地方では白ワインと赤ワインを合わせてロゼを造ることが許可されています。赤のスパークリングワインで有名なのはイタリアのランブルスコで弱発泡性の口当たりの良いカジュアルなワインとして人気があります。



スティルワインにアルコール度数の高いブランデーや糖分などを添加して造られたワインです。スペインのシェリーやイタリアのマルサラワイン、ポルトガルのポートワインなどが有名です。
ドライシェリーなど一部辛口もありますが甘口タイプが多く生産されています。酒精強化ワインはアルコール度の高いお酒を添加することにより発酵を完全に終了させ酒質を安定させる効果があります。醸造酒はある一定のアルコール度になると発酵が止まります。この原理により酒精強化ワインの甘口は残糖によるアルコール発酵が起きないよう高い度数のアルコールを添加し完全に発酵をとめて造られます(但しスティルワインの甘口は温度を下げ発酵を止める方法が一般的です)。
普段あまり口にすることのないワインですが、食前のドライシェリー、食後のポートワインなど一度お試しください。



スティルワインに薬草や香辛料などで香りをつけたワインです。カクテルの「ドライ マティーニ」に使われるベルモットが有名です。ワインにフルーツを入れ飲み易くしたスペインのサングリアもこのカテゴリーに入ります。
ギリシャには松ヤニで香りをつけた「レチーナ」というフレーバードワインがあります。その強烈な個性から初めて飲んだ人は「もう飲まない」という結論をだす人が圧倒的ですが、その強烈な印象が忘れられず「癖」になる人がいるとのことです。日本国内ではあまり流通されていませんが、興味のある方はネットで探して一度お試しください。


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